水草保全ネットワークの活動内容

社団法人 日本植物園協会との連携のもとに以下の活動を行う。

活動内容
1. 保存種や栽培技術、自生地などの情報を各園で共有する。
2. 各園の立地環境や地域性、設備、研究対象に基づいた適地保全を進める。同時に、同種の複数園における保存を行い消失の危険を分散する
3. 保存種を共同利用し、研究。教育・自然再生への活用を進める。
4. 水生植物保全活動を行う市民団体、学校等の情報を集積し、相互の情報交換と連携を推進する。
さらに、より意義のある活動に取り組んでもらうために、保全に必要な生物学の知識を普及します。

これらの活動を推進するため、「水生植物保全ネットワーク」に加盟する植物園が協力して保全を行います。

大阪市立大学理学部附属植物園
草津市立水生植物公園みずの森
国立科学博物館筑波実験植物園
富山県中央植物園
新潟県立植物園
植物園自然保護国際機構(BGCI : Botanic Gardens Conservation International)
水草保全ネットワークの設立趣旨
 水辺の生態系は地球環境において重要な役割を果たしている。水生植物はその重要な構成要素であるとともに、敏感な環境指標としての役割も果たしている。また日本では、湿地や水辺が人の生活に強く結びついてきた歴史があり、生物学的観点だけからでなく、文化や心情的な面からも、人と自然のかかわりを再認識するための場として、その価値が認識されつつある。
 
しかしながら水生植物が生育する湿地や水辺は、人間活動の影響を受けやすく破壊されやすい環境であることから、水生植物には日本国内外を問わず絶滅危惧種が多く存在し、水辺の生態系の崩壊が進んでいるのが現実である。
 絶滅危惧種の保全を遂行するには、生息域内および生息域外保全が両輪となって進められる必要がある。これまで、水生植物の生息域外保全は主に個々の植物園によって行われてきたが、一般的な陸生植物と比較して水生植物の系統保存には専門的な技術と設備、多大な労力を必要とするため、確実な系統保存を行うことは困難であった。そこで、日本における水生植物の生息域外保全を効率的にかつ強力に推進し、その資源を研究・教育・自然再生などに有効利用することを目指し、水草保全ネットワークを設立する。

(事務局)
〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1
国立科学博物館 筑波実験植物園 水草保全ネットワーク