特別展「スキヤノブラフイーの世界」
 パソコンに接続したスキャナーを使って標本植物をデジタル画像として記録する新しい手法“スキヤノグラフイー”を紹介した企画展が、4月13日から5月9日までサンライトホールで開かれました。この手法は、前千葉県立中央博物館副館長の大場達之博士が考案されたもので、会場には大場博士から提供された作品90点が展示されました。入園者は、植物の形や色彩が鮮明に表現され、芸術的な側面も持ち合わせている作品の数々に見入っていました。
 4月29日には友の会主催による大場博士の講演会も開催され、スキヤノグラフイーの開発と利用について実演を交えながら解説していただきました。
   

第22回野生ラン展
 恒例の野生ラン展が平成13年5月11日から13日までサンライトホールで開かれました。富山県蘭協会との共催で毎年開催しているもので、エビネやイワチドリのほか、外国産のマスデバリアやバルポフィラムなどを含む200鉢あまりが展示されました。審査の結果、富山県蘭協会長賞には平田良雄さんのビフレナリア・ハリソニエが、富山県中央植物園長賞には岡本功さんのイワチドリの寄せ植えがそれぞれ選ばれ、全部で25点が入賞しました。会場内には中央植物園に収蔵されているラン科植物図譜を展示したコーナーも設けられ、19世紀にイギリスで出版されたペイトマンの『オドントグロッスムの研究』やサンダーの『ライヘンバッキア』が紹介されました。       

講演会「エビネとその仲間」
 広島市植物公園栽培課長でエビネ属の研究がご専門の石田源次郎博士による講演会が、野生ラン展最終日の5月13日に開催され、48名の参加がありました。エビネ属の分類と進化に関する石田先生の研究の成果をわかりやすく解説していただき、代表的な種類をスライドで紹介していただきました。また、エビネの栽培について具体的な方法が紹介されました。参加者からは質問が相次ぎ、活発な意見交換が行われました。