ニュース

高山・絶滅危惧植物室のトウカイコモウセンゴケ

・トウカイコモセンゴケ(高山・絶滅危惧植物室)

トウカイコモウセンゴケは、主に東海地方から近畿地方にかけて分布するモウセンゴケ科の食虫植物です。栄養分の少ない湿地や水がしみ出る崖などに生育しています。葉の表面に粘液を出す紅紫色の腺毛が多数あり、粘つく葉で小型の昆虫を捕らえて、消化・吸収します。捕らえた昆虫を消化・吸収することで不足する栄養分を補給していると考えられています。高さ10~20センチほどの茎に、直径1cm程度のピンク色の花を咲かせます。今年は、例年以上に良好なコンディションで栽培できており、高山・絶滅危惧植物室でぜひ見て頂きたい植物のひとつとなっています。

本種は、平成7年(1995)に日本海側で初めて富山県で確認されました。自生地は開発により改変されることになったため、全個体を採集して植物園に移植し、生息域外保全に取り組んでいます。

 

直径1cm程度のトウカイコモウセンゴケの花