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風流な花「古典菊」

現在、富山県中央植物園の鉢物展示場では江戸菊(5品種)、嵯峨菊(3品種)、伊勢菊(3品種)、肥後菊(8品種)、奥州菊(2品種)が咲いているほか、小菊と呼ばれる小輪の花も多数咲いています。

 

「古典菊」と呼ばれる菊は、古くから園芸化されたもので、特に江戸時代になって日本各地のお殿様が奨励して作られるなどした菊の仲間の総称です。それぞれの地域で独自の花形が作出され、当時の地名の呼び名から江戸菊、嵯峨菊、伊勢菊、肥後菊、奥州菊が伝えられています。

 

江戸時代の中期頃からは文化的にとても豊かな時代で、園芸文化も花開いた時期でもありました。古典菊の中でも江戸菊は咲きはじめから花姿が何日もかけて変化するので、お殿様は毎日その花が変化する様子を楽しんだそうです。まさに風流で優雅な時代の象徴的な花と言えるのではないでしょうか。

 

「古典菊」の見頃は品種によりますが、11月中旬頃までと思われます。優美な「古典菊」を眺める時間を楽しんでみてはいかかでしょうか。