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不思議なパパイア

雪の降る寒い季節となりましたが、植物園では熱帯の果物パパイアの実が実っています。さらに、“雄株(?)なのに実をつける珍しいパパイア”も実っています。

 

パパイアは中南米原産と考えられている低木です。熱帯果樹室のパパイアは、暑い夏ごろから開花した花がこの時期に見頃を迎えます。パパイアはもともと雌株と雄株とごく稀におしべとめしべを持つ花を咲かせる両性株があります。ところが、植物園には“雄株なのに実をつける珍しいパパイア”もあります。雄株は花茎を長く伸ばしたくさんの小さい花をつける特徴があり、雌株は幹に直接大きな花をつけ実を結びます。植物園の雄株が結実する要因は、富山のとても暑い夏の影響かもしれませんが、気象条件なのか、栄養条件なのか、今のところはっきりしていません。

 

ちなみに、生産地のパパイア畑では雌株だけで結実する系統を利用するため、苗の生産地では雄株は抜き捨てられてしまいます。また、最近では組織培養の技術により優良な個体から雌だけの苗を生産することができるようになったことで、パパイアの雄株はめったに見られません。

 

不思議なパパイアは、果実の付き方が通常のパパイアと違うので、是非見比べてみてください。

 

※当園のパパイアは展示物であり、薬剤散布しているので食べられません。

 

雌株のパパイア果実(通常)

 

不思議なパパイア果実