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ヒゴタイの花火大会!?

高山・絶滅危惧植物室では、沢山のヒゴタイが、すらりと長い花茎を伸ばして咲き誇っています。

その様子は、まるで紫色の打上げ花火が、温室中央で上がっているかのようにも見えます。

 

ヒゴタイはキク科の多年草植物です。この仲間はアフリカからユーラシア大陸にかけて約120種が知られ、日本ではヒゴタイ1種のみが分布しています。九州・中国地方・東海地方の開けた草原や、海岸の崖地に自生します。本種は自生地の開発や観賞目的の採集によって、産地・個体数が減少傾向にあります。すでに4県では絶滅しており、環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU) に指定されています。

 

当園の栽培個体は、熊本県の産山村にある「ヒゴタイ公園」由来の系統で、種子を兵庫県神戸市の六甲高山植物園から分譲いただき、2020年に播種したものです。

 

高山・絶滅危惧植物室のヒゴタイの花盛りは8月初旬までです。どうぞこの機会に、夏を彩る貴重な植物をご覧ください。

 

高山・絶滅危惧植物室のロッケリ―風の中央通路で咲き誇るヒゴタイ

 

沢山の小花が集まって、1つの頭花を作っている