ヒマラヤの青いケシ開花
植物園では、5月中旬からヒマラヤの青いケシ(メコノプシス・ベトニキフォリア Meconopsis betonicifolia Franch.)の花が咲き、見頃を迎えています。
メコノプシス属は、「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるケシの仲間です。日本では、1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」以来、多くの人に知られるようになりました。
メコノプシスの仲間は、ヒマラヤから中国西部の標高3000mから5000mの高山に分布する世界の高山植物と呼べる植物です。寒さには強いのですが、高温に弱く、30℃以上の気温が続くと生育不良となり枯れてしまいます。環境条件のよい場所でないと夏の暑さを越すことはできません。
県中央植物園では、温度・湿度・照度、および明暗周期などを制御できる設備(人工気象器)に入れてサンライトホールにて展示しています。現在、メコノプシス・ベトニキフォリアとメコノプシス・グランディス(Meconopsis grandis Prain)の2種類が開花しています。
お問合せ先:富山県中央植物園
担当:企画情報課 東
栽培展示園課 早瀬
電話 076-466-4187
e-mail botanic@bgtym.org