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サラノキ(サラソウジュ)初開花

植物園では、「サラノキ(サラソウジュ)」が初めて開花し、見頃を迎えています。国内では3例目で、仏教三大聖樹のムユウジュとともに開花するのは国内初です。

 

サラノキ(サラソウジュ)Shorea robusta P.Gaertn.

「仏教三大聖樹」の一つとされ、この木の下でお釈迦様が入滅したとされています。「仏教三大聖樹」の他の2種はマメ科のムユウジュ(無憂樹:お釈迦様が木の下で誕生)、クワ科のインドボダイジュ(菩提樹:木の下で悟りを開く)で、いずれも熱帯雨林植物室に栽培展示しています。サラノキ(サラソウジュ)はインドから東南アジアに分布する樹木ですので、耐寒性が弱く、日本で育てるには沖縄など暖かい地域を除いて温室が必要です。そのため国内では、本種の代わりに耐寒性のあるナツツバキ(ツバキ科)が各地の寺院等で「沙羅(シャラ)」として栽培されます。

サラノキ(サラソウジュ)はフタバガキ科の植物で高さ30m以上に達する樹木で、大きさ1.5cmほどの小さい花を房状につけます。当植物園のものは2008年4月8日に「草津市立水生植物公園みずの森」から頂いたもので、現在2mほどの大きさです。導入から11年経過していますが、3年ほど前から開花を目指して、鉢サイズや用土を変えるなど試行錯誤したところ、ようやく開花に至りました。これまでに国内でサラノキが開花したのは「草津市立水生植物公園みずの森(滋賀県)」と「夢の島熱帯植物館(東京都)」で、本園での開花は国内3例目となり、季節外れに開花した「仏教三大聖樹」のムユウジュとの同時開花は国内初となります。

 

令和元年5月29日

富山県中央植物園

担当:栽培展示課 志内

電話 076-466-4187

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