10年ぶりにナンバンサイカチが開花
植物園の熱帯雨林植物室に植栽されているナンバンサイカチに環状剥離(樹皮を1周剥ぎ取る)を昨年の秋に施したところ、10年ぶりに開花し、見頃を迎えています。
ナンバンサイカチは熱帯アジア原産のマメ科の落葉樹で、タイの国花です。花は鮮やかな黄色で芳香があり、多数の花がフジの花のように吊り下がって咲きます。満開時の木の下では、黄金のシャワーを浴びているようなところから、ゴールデンシャワーまたはゴールデンシャワーツリーとも呼ばれています。
沖縄では広く植栽されており公園や庭木でよく見られ、6月の終わりころから咲はじめることから、夏の訪れを告げる花とされています。