マスコミリリース

アーモンドの実が見頃です

中央植物園では、アーモンドがたくさん実をつけています。

アーモンドはバラ科サクラ属の落葉樹です。原産地はアジア西南部ですが、現在はアメリカ合衆国、南ヨーロッパ、オーストラリアなどで栽培されます。花はモモの花に似ていて、4月に咲きます。

チョコレートやクッキーに使われるアーモンドは、この植物の種子です。梅干しでいえば、ふつうタネと呼ばれる硬い核(かく)の中にある、通称「天神様」に相当する部分を食用にします。種子は木質化した核(内果皮)に包まれ、その外側を柔らかい中果皮が被い、一番外側を外果皮が被っています。モモやウメでは中果皮が発達して果肉になりますが、アーモンドの中果皮は薄くて食用にならず、熟すと裂開し、核が現れます。

園内では、入園口に近い「ツツジ・シャクナゲ園」周辺に植栽されており、熟して裂開しつつあるアーモンドの果実をご覧いただけます。