エッチュウミセバヤが見頃です
植物園では、富山県固有のエッチュウミセバヤ(ベンケイソウ科)Hylotelephium sieboldii var. ettyuense が見頃を迎えています。
エッチュウミセバヤは渓谷の切り立った崖や道路の法面に露出した集塊岩上に生育する多年生の多肉植物で、富山県唯一の固有の植物です。1995年の中央植物園の調査で、旧大山町の垂直に近い崖に生存していることが確認されました。環境省2000年版では絶滅危惧ⅠA類としてリストアップされています。富山県中央植物園ではエッチュウミセバヤを自生地外保全のために株の増殖を行い、遺伝的な系統の保存を行っています。
富山県中央植物園のイメージキャラクター「みせばやちゃん」はエッチュウミセバヤの妖精というコンセプトとなっており、髪型は「花序」、襟は葉をデザインに取り入れています。