パンパスグラスが見頃になりました
このところ暑い日が続きますが、中央植物園ではパンパスグラスの穂が出そろい、秋の訪れを告げています。
パンパスグラスは南アメリカのブラジル、アルゼンチン、チリなどに分布するイネ科の多年草です。名前は、アルゼンチンに広がるパンパス(パンパ)と呼ばれる大草原に生育することに由来します。高さ2メートルを超える大型の植物で、株元からススキに似た細長い葉を多数叢生(そうせい)し、大きな固まりになります。秋の初め頃、まっすぐ伸びた茎の先に、銀白色の羽毛のような花穂をつけます。この様子からシロガネヨシとも呼ばれます。
園内では、世界の植物ゾーンの芝生広場に12株が植栽されており、例年8月末に花穂を出します。葉の縁にある細かいトゲに注意しながら、株の間を迷路のように歩くこともできます。