イギリス生まれのサクラ’アーコレード‘が見頃になりました
サクラは春を代表する花ですが、中には秋と春の2回開花のピークを迎える「二季咲き性」の品種も十数品種知られています。園内には二季咲き性品種が6品種(ジュウガツザクラ、コブクザクラ、フユザクラ、コシノフユザクラ、コシノフクカサネ、アーコレード)ありますが、このうちの「アーコレード」がいち早く見頃を迎えています。
アーコレードはイギリス生まれの品種で、日本産のオオヤマザクラとコヒガンザクラの交配により1952年に作出されました。名前は「称賛」という意味の英語「Accolade」に由来します。花は淡いピンク色で直径3~4cm、花弁が10~15枚ある八重咲きで、毎年10月~11月と3月~4月の2回開花します。当園では「サクラ・ウメ園」に約10年前に植えられたものが3本あり、現在は高さ5mほどに育っています。今年は夏の乾燥により早めに落葉したためか、例年よりやや早く9月下旬から開花がはじまり、現在すでに見頃を迎えています。今後の気象にもよりますが、今月いっぱいは花が楽しめると思われます。