開花期に葉が白くなるハンゲショウが見頃です。
ハンゲショウは湿地に生えるドクダミ科の多年草で、日本の本州以南など東アジアに分布します。草丈は50 cm~1 mくらいで、5 mmほどの小さな白い花が穂のように集まって咲きます。開花期になると、花のすぐ下にある葉が半分以上白くなり、花よりもこちらが目立ちます。この様子が半分化粧をしているように見えることから、あるいは、ちょうど雑節の半夏生(今年は7月1日)の頃に咲くことからハンゲショウという名前がつけられたといわれます。
葉が白くなるのは花粉を運ぶ虫に花のありかを知らせるためと考えられており、花が終わるともとの緑色に戻ります。園内では、日本の植物ゾーンの「湿地の植物エリア」などで見ることができます。
開花期に葉が白くなるハンゲショウ