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富山では珍しいデイゴの仲間「サンゴシトウ」

屋外展示園では、鮮やかな赤い花が目を引くサンゴシトウが開花しています。

 

 

 

サンゴシトウ(珊瑚刺桐)はマメ科の落葉低木で、別名をヒシバデイゴともいうように、沖縄のデイゴと同じ仲間の植物です。ブラジル原産のアメリカデイゴと、メキシコ原産のエリスリナ・ヘルバケアを人為的に交配させ、1840年代にオーストラリアで作出されました。

 

当園の株は2011年に導入され、以前は鉢植えにしてバックヤードの温室で栽培していましたが、耐寒性があることから2年前に屋外展示園に植栽したところ、無事に越冬しました。

高山・絶滅危惧植物室の南側で、夏に鮮やかな赤い花が楽しめるようになりました。

 

 

温暖な地方では街路樹に用いられることもありますが、富山では見かける機会の少ない植物です。

 

サンゴシトウは、七月中下旬まで、開花を楽しむことができます。